バックカーボン印刷
最近はノーカーボン紙に複写伝票の主役を奪われめっきり少なくなってきたバックカーボン伝票ですが、やまとカーボン社は社名の通りカーボン印刷にこだわりを持ち続けています。ノーカーボン用紙に比べ複写濃度・保存性に優れたバックカーボン伝票は、その特長から今でも金融機関や官公庁の重要書類などで欠かすことのできないものとなっています。
バックカーボンの印刷から多くの会社が撤退されている現在、弊社では令和2年7月に3色+バックカーボン印刷機を新規に導入いたしました。今後も皆様からの需要がある限り、バックカーボンにこだわってまいります。
ノーカーボン紙が普及しているのに何故バックカーボンが必要とされているのか?
●こんなにもあるバックカーボンの優れたメリット(特徴)
【長期保存性】
経年劣化により文字が消えにくい(保管環境によっては10年保管もOK)
【光、水、油、アンモニア等に強い】
油などを使う工場内や風雨に強いため屋外用伝票にも利用されています
【複写の色がはっきりと濃い】
複写枚数が多くても、下層の紙までノーカーボン紙と比較してより濃く複写されます
【様々な紙媒体へ転写可能】
上質紙・色上質紙・タック紙、一部ユポ紙にも転写可能です
【カーボン色(偽造防止効果もあり)】
主要色の藍・墨以外に赤カーボン、茶、緑等にも対応可能です
●具体的使用事例
・金融機関、医療機関、学校法人、官公庁(法律で定められている長期保管義務の書類が多い)
・配送伝票(複写枚数が多く下の方まで濃く発色、耐候などにより退色に強い)
・廃棄物処理業(マニフェスト)法律で5年以上保管が義務、また環境から水、油などの汚れにも強いことが必要
・エステティックサービス業界(契約書は赤カーボンを使うことが義務づけられている)
・保証書(長期保存で字が消えないため)
・倉庫等のタック付き棚札(タック素材でも濃く転写され文字が消えにくい)
・自動車納付書などの両面バックカーボン帳票
●やまとカーボン社だから出来ること
・バックカーボンユニットを装着したオフセットフォーム印刷機で作成致しますので大口ロットでもおまかせください
・冷却胴付きのUVインクジェットプリンターとの組み合わせでバックカーボン+ナンバリングやバーコード等の
バリアブル印字にも対応しています
・やまとカーボン社では印刷~製本まで社内設備で一貫して対応しています
セットバラ・冊製本物だけでなくあらゆる仕様のバックカーボン帳票に対応します
制作事例
一般的なブラックとブルーのバックカーボン印刷です。長年培ってきた技術と経験でムラのない転写・発色のよいカーボン面に仕上げます。
一般的な黒・藍以外にも様々な色のカーボンインキを用意しています。また、バックカーボン面の多色印刷も可能です。詳しくはお問い合わせください。
カッティングプロッターを用いてカーボン用の版を作成していますので、複雑な形状のカーボン版も正確に作成できます。