東京スタッフブログ
2020.04.22
蘇民将来の子孫也
皆さんこんにちは 東京営業所の坂野です。
先日京都三大祭りの一つである祇園祭の鉾の巡行が正式に発表されました。
祇園祭は有名な祭りですので皆さんご存知の方も多いかと存じます。
ところで祇園祭りって何のお祭りかご存知ですか?
祇園祭は京都の八坂神社で7月に行われるお祭りで天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟神である
素戔嗚尊命(スサノオノミコト)を祀神とするお祭りです。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)=八つ首の竜を退治した神様としての方が有名かもしれません。
八岐大蛇→キングギドラ(笑)
貞観11年(869)年当時の日本では現在と同じく疫病が大流行しており、それをしずめるために
始められた祭りとされています。
むか~し むか~し あるところに 蘇民将来と巨担将来と言う兄弟がいました。
兄の蘇民将来は貧乏でしたがこころやさしき性格で弟の巨担将来は金持ちでしたが
たいそう強欲な性格でした。
スサノオの命が南海に嫁取り出向く際に姿を変え乞食の姿でこの村を訪れた際
まずは裕福な弟の巨担将来の家に一晩の宿を請いました。
しかしながら強欲な巨担将来はその貧しい姿を見て「この乞食め出ていけ」と言って
スサノオの命を追い出しました。兄の蘇民将来の家は大変貧乏でその日の
食事にも困窮する暮らしではありましたがスサノオの命を精一杯もてなし
家へ泊めました。
その後スサノオの命は正体を明かし、蘇民将来にもしこの村に疫病が起こったならば
この護符を身につければ疫病から逃れられるであろうと茅の輪の護符を手渡しました。
現在でも八坂神社を始めとする全国の祇園社では 蘇民将来の子孫也と書かれた
護符が配られていますがこれはこの故事にまつわります。
蛇足ですがこの度の目的である嫁取りは無事成功しこの時挙げた
婚姻の儀式が日本で初めて行われた結婚式と言われています。
なお現在明治10年(コレラの流行)以来143年振りに京都の八坂神社に
新型コロナウイルスの終息を願い写真の大茅の輪が配置されました
(本来は6月の夏越の祓の時期に設置されます)
左・右・左と3回くぐって厄を祓います。
新型コロナが早く退散し世界に早く平安が訪れますように!!!!!
やまとカーボン社のスサノオこと坂野でした。
祇園祭には御神輿があるのをご存知でしたか?
3基の御神輿が練り歩くのです。
知らない人が多いんですね~。
興味があったら調べてください(^0^)