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2024.10.22

第448話:皮膚の透明化

だいぶ肌寒くなってきましたね 東京営業所の鞍掛です

 
朝と昼での寒暖の差もあり 体調管理も難しい季節
具合悪くなってお医者さんのお世話にはなりたくないですよね
 
そんな医療業界も日進月歩 
画期的な技術の研究内容が先日発表されてました
 
【皮膚透明化】
スタンフォード大学の研究チームがマウスの皮膚を透明化
血管や筋肉、臓器などをリアルタイムで観察することに成功
 
  
この研究では今まで普通に使われていた染料が使用されていて
皮膚の透明化のカギとなる物質は「タートラジン」
カレーやスナック菓子などにも使われている安全性の高い
黄・赤系統を染色する日本では黄色4号と呼ばれている着色料です
 
この高濃度のタートラジン溶液をネズミに塗布してからわずか5分
マウスの体内の働きが見え 洗い流すと元に戻ったのこと 
しかも何も後遺症ナシ
 
 
今までも皮膚組織透明化の方法はありましたが、物理的に透明にするため
タンパク質や脂肪の除去をするので生きた動物には使えませんでした
死んでいるなら解剖すれば済む話だったので皮膚の透明化についてあまり注目されず・・
 
やはりリアルタイムで確認できることがスバラシイ!!
 
  
皮膚透明化のメカニズム
 
私たちが物体を視認できるのは、光にあたった屈折率の違いによる反射光を判別しているから
 
光は密度の異なる物質を通過すると光の経路が曲げられ【屈折】が発生
この光の屈折・反射・散乱が起きる現象の確認が物体を視認できる理由のひとつになっています
 
タートラジンを塗布すると近紫外領域および青色領域のスペクトル光を吸収
それにより組織の水溶性部分の屈折率が変化・・
要は皮膚のタンパク質や脂肪がタートラジン水溶液と同じような特性の屈折率になり
吸収されない赤色系統の光が透過することが皮膚透明化のメカニズムになります
 
人間の血管や骨などが透けて見えるようになればスゴイことですが
まだまだ研究段階 実用化については未定とのこと
 
そーいえば当社では健康診断が近々あります・
採血のとき血管がわかりづらく迷惑をかけてしまっているので
血管が出にくい人も一発ですんなり注射を受けられる未来を望みマウス!
 
 

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