スタッフブログ
2018.09.21
第214話:体験してみて下さい。
こんにちは、営業の小泉です。
今回は、消防団活動について書かせて頂きます。
消防団には一応階級がありまして、
団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長、団員となっています。
先日、副分団長以上しか参加出来ない講習がありました。
私は一番下の階級の団員なのですが、
この講習の参加者が少なく、団員でも参加出来るということだったので、
チャンス!と思いまして参加してきました。
9時から17時までのガッツリコースですw
午前中は資料や映像などを見ながら、
災害現場の状況、その際の動き方、そして危険度の把握などを習いました。
そして午後からは実際に体験です。
↑これは煙が部屋の上部に溜まる様子を再現したものです。
見にくいですが、右手で写真を撮っておられる方はしゃがんでいます。
通常は大人が立ち上がっても余裕があるのですが、
天井に煙が溜まっているため立ち上がれません。
温度も高くなっており、火の勢いが強いと火傷してしまいます。
↑暴風雨体験です。足元は30cm~40cmの水嵩です。シャワーは100mmの雨を再現していました。
雨が傘を叩く音で、周りの音が全く聞こえなくなります。暴風雨の時、家族等で外に出る時は、
あらかじめ行き先を決めて話し合っておき、外で会話が出来なくても目的地にたどり着けるようにしましょう。
写真の水は透明ですが、災害時は泥水ですので足元が見えません。
傘はささずに杖代わりにして、蓋が空いてしまったマンホールや瓦礫に注意してあるきましょう。
ちなみにこういう時は、長靴だと水が入り、非常に歩きにくくなりますので、
スニーカーなど脱げにくい靴で、靴紐の場合は漂流物に紐が引っかからないように工夫しましょう。
↑ドアの向こう側が浸水している場合、水圧がドアにかかり開けにくくなります。
30cmほどで、女性では開けられなくなります。
50cmですと男性でも難しいです。
こういう時、こちら側も浸水させて、水圧を均等にすればドアを開けやすく出来ます。
ただし、流れが変わったり、水没したり、危険度が増しますので注意が必要です。
普段はニュースや映画などで色々と見たり聞いたりしているので、
頭では理解出来ているつもりでしたが、
実際に体験してみるのと、全然イメージと違っていました。
特に煙が上に溜まっている様子は、
体験訓練と解っていても怖かったです。
実際に火災現場で冷静に対処出来るかと思うと少々不安です(^^;
残念ながら写真に収められなかったですが、
色々貴重な体験をさせて頂きました。
副分団長以上の訓練ということで、
かなり実践的だったので、本当に勉強になりました。
一般の方でも、町内会の行事や、
防災センターなどで体験出来るものもあります。
最近は災害が非常に多く起こっていますので、
防災グッズを用意して頂くのはもちろんですが、
こういった体験をしておくのと、しておかないのとでは、
非常時の行動に大きく影響しますので、
是非とも一度体験してみて下さい。
以上現場レポートでした。
コメント
ふと思いましたがUSJのバックドラフト。
あまり人気ないみたいですが、無くならないでほしいですね。
経験・体験できるのは本当にありがたいことです。
- うどん人
- 2018.09.26 13:15
ん~、なるほどです。
体験したことは説得力がありますね。
小泉団長、これからも皆の安全のため頑張って下さい!